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記事: スルーアクスルとは?クイックリリースとの違い・見分け方・サイズ確認

Quick Release

スルーアクスルとは?クイックリリースとの違い・見分け方・サイズ確認

スルーアクスルとは、車軸をハブとフレームまたはフォークに通し、ねじで固定する方式です。クイックリリース(QR)は、細いシャフトとレバーでホイールをドロップアウトに挟んで固定します。現在のディスクロードではスルーアクスルが主流ですが、両者に基本的な互換性はありません。ホイールを選ぶ際は、優劣だけでなくフレーム、フォーク、ハブの規格を確認する必要があります。

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どちらが優れているかは、単純な性能比較だけでは決まりません。最も重要なのは、自分のフレーム、フォーク、ハブ、ブレーキ方式に合う規格を選ぶことです。本記事では、両者の違い、見分け方、メリット・デメリット、購入前の確認点を解説します。

スルーアクスルとクイックリリースの違い

比較項目 スルーアクスル クイックリリース
固定構造 車軸をハブとフレームまたはフォークへ通し、ねじで固定する 細いシャフトとレバーで、開放型のドロップアウトを挟んで固定する
主に使われる車体 現在のディスクロード、グラベル、MTBなど リムブレーキロードや一部の旧型ディスクブレーキ車など
ホイール位置の再現性 位置が決まりやすく、ディスクローターの位置を再現しやすい 締め付け方や装着位置の影響を受けやすい
着脱方法 ねじを緩め、車軸を車体から引き抜く レバーを開き、必要に応じてナットを緩める
確認すべき規格 軸径、ハブ取付幅、アクスル全長、ねじピッチ ハブ取付幅、シャフト長、エンド形状
相互の互換性 原則として、そのまま相互に交換することはできない
代表的な規格 前12×100mm、後12×142mmなど 前100mm、後130/135mmなど

そのまま相互に交換することは原則できません。変換の可否は、QR車への装着条件を確認してください。

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スルーアクスルとクイックリリースの構造比較

スルーアクスルとは?仕組みを分かりやすく解説

スルーアクスルは、フォークまたはフレームの片側から車軸を挿入し、ハブを通して反対側のねじ部に固定します。車軸そのものがホイールと車体を一直線に保持するため、強い制動や路面からの入力が加わるディスクブレーキ車でも、ホイール位置を安定させやすい点が特徴です。

ロードバイクでは前12×100mm、後12×142mmが一般的ですが、MTBでは前15×110mmのBoost規格などもあります。同じ軸径とエンド幅でも、全長やねじピッチが異なる場合があります。交換用アクスルを選ぶ際は、車体メーカーの仕様を確認してください。

クイックリリースとは?仕組みと正しい固定方法

クイックリリースは、ハブの中を通る細いシャフトとカム式レバー、調整ナットでホイールを固定する方式です。工具を使わず短時間でホイールを着脱しやすく、長年にわたりロードバイクやクロスバイクで使われてきました。

レバーを回して締めるのではなく、反対側のナットで締め付け量を調整してからレバーを倒して固定します。固定力が不足している、またはホイールがドロップアウトの奥まで入っていない状態は危険です。装着後は、ホイールが中央に収まり、レバーが確実に閉じていることを確認してください。

クイックリリーススキュワーの例

スルーアクスルのメリット

1. ホイール位置が安定しやすい

車軸がハブとフレーム/フォークを貫通するため、ホイールを同じ位置に装着しやすく、ディスクローターとブレーキキャリパーの位置関係も再現しやすくなります。

2. 剛性を確保しやすい

太い車軸で左右をつなぐ構造は、コーナリング、強いブレーキング、荒れた路面での安定性を確保しやすく、ディスクロード、MTB、グラベルバイクに適しています。

3. ディスクブレーキとの相性がよい

ディスクブレーキの制動力が加わる状況でも、ホイールがドロップアウトから外れる方向へ動きにくい構造です。このため、現在のディスクブレーキ車で標準的に採用されています。

スルーアクスルのデメリット

  • クイックリリースより着脱に時間がかかる場合がある
  • 工具式の場合は六角レンチが必要になる
  • 軸径、エンド幅、全長、ねじピッチを確認する必要がある
  • 車体と異なる規格のホイールやハブは原則として装着できない

ただし、レバー一体型のスルーアクスルなら工具なしで着脱できる場合があります。「スルーアクスルは必ず工具が必要」とは限りません。

クイックリリースのメリットと注意点

クイックリリースの利点は、構造がシンプルで、ホイールを素早く着脱しやすいことです。輪行やパンク修理、リムブレーキ車のホイール交換では扱いやすい方式です。

一方、レバーの締め付け不足や誤った向きでの固定は事故につながる可能性があります。また、クイックリリース対応車にスルーアクスル用ホイールをそのまま装着することはできません。変換アダプターの可否もハブと車体によって異なるため、メーカーまたは販売店に確認してください。

自分の自転車はどちら?見分け方

  1. フレームやフォークのドロップアウトを見る:クイックリリースは車軸の受け部が開いた形状が一般的です。スルーアクスルは、車軸を完全に引き抜いてから車輪を外します。
  2. 車軸の太さと操作方法を見る:細いシャフトとカム式レバーで挟んで固定するものはクイックリリース、比較的太い車軸をフレームやフォークへねじ込むものは一般的なスルーアクスルです。スルーアクスルにもレバー付きがあるため、レバーの有無だけでは判断できません。
  3. 刻印と車体の仕様表を確認する:車軸に「12×100」「12×142」「M12×P1.5」などの表示がある場合は記録し、フレームまたはフォークメーカーの仕様表と照合してください。

ディスクブレーキ車がすべてスルーアクスルとは限りません。一部の旧型車やモデルではクイックリリースが採用されています。外観だけで判断できない場合は、車体の型式と年式を確認し、フレーム、フォーク、ハブメーカーの正式な仕様を優先してください。

12×100mm・12×142mmとは?スルーアクスルのサイズの読み方

ホイールの規格で「12×100mm」は軸径12mm・ハブ取付幅100mm、「12×142mm」は軸径12mm・ハブ取付幅142mmを表します。ディスクロードでは前輪に12×100mm、後輪に12×142mmがよく使われますが、すべての車体に共通するわけではありません。

ここでいうハブ取付幅は、左右のエンドキャップがフレームやフォークに接する面の間隔です。「142mm」はアクスルそのものの全長ではありません。交換用アクスルを購入する場合は、軸径に加えて長さ、ねじピッチ、ねじ部の長さ、頭部の座面形状など、車体側の指定を確認してください。

参考:The Robert Axle Projectの製品仕様でも、12×142mmのハブ規格とアクスルの長さは異なることが説明されています。リンク先は特定のトレーナー用アクスルの例であり、その寸法を他の車体に流用することはできません。

ホイール購入前に確認する互換性チェックリスト

ホイールを交換する場合は、まず車体の固定方式と軸径・ハブ取付幅を照合します。アクスル自体も交換する場合は、さらにフレームまたはフォークが指定するアクスルの仕様を確認します。

確認項目 確認する資料・場所 確認のポイント
固定方式・軸径・ハブ取付幅 車体仕様表と購入するホイールの仕様表 QRかスルーアクスルか、前後それぞれの規格が一致するかを確認する
アクスルの長さ 車体メーカーの資料、純正アクスルの刻印・寸法図 アクスルを交換する場合に確認する。ハブ取付幅から全長を判断せず、メーカーの測定基準に従う
ねじピッチ・ねじ部・座面形状 フレーム・フォークの指定、純正アクスルの仕様 アクスルを交換する場合に確認する。同じ軸径でも、ねじピッチや座面形状が違うものは使用しない
ハブエンドキャップ ハブメーカーの対応表 変換対応はハブの型式ごとに異なる。変換部品の有無だけで車体への適合を判断しない
ディスクローター ハブとローターの仕様表 センターロック/6ボルトの固定方式を確認する。ローター径・厚さはブレーキと車体の指定にも合わせる
フリーボディとカセット 購入するホイールの選択肢と使用中のカセット型番 段数だけで判断せず、HG・XDRなどの規格とカセットの対応条件を照合する

安全性は方式名だけでなく、正しい規格、指定トルク、装着状態で決まります。QRもスルーアクスルも、誤った装着は危険です。

QR車にスルーアクスルホイールは装着できる?

原則として、QR仕様の車体にスルーアクスル仕様のホイールをそのまま装着することはできません。車体の固定構造とハブの取付規格が異なるため、軸径だけを合わせても適合するとは限りません。

ただし、ハブメーカーがその型式のQR変換を正式に認め、専用エンドキャップなどの変換部品を用意している場合は、ホイール側をQR仕様に変更できることがあります。これはハブ側の変換であり、QRフレームをスルーアクスル仕様に変えるものではありません。

変換後も、前後のハブ取付幅、ブレーキ方式、ローター、フリーボディとカセットの適合確認が必要です。汎用アダプターの寸法だけで判断せず、ホイールまたはハブの正確な型式をメーカーの対応表で確認してください。QR変換に非対応のホイールは、QR車体用の候補から外しましょう。

参考:DT Swissの製品別サポートページでは、対象ホイールのQR/スルーアクスルへの変換条件と指定部品が案内されています。これは当該製品の対応例であり、NEPESTを含む他製品の変換を保証するものではありません。

ロードバイクではどちらを選ぶ?

現在のディスクブレーキ式ロードバイクでは、前12×100mm/後12×142mmのスルーアクスルが一般的です。リムブレーキ式ロードバイクではクイックリリースが主流です。

新しいホイールを選ぶときは、次の4点を確認してください。

  • ブレーキ方式:ディスク/リム
  • 前後の軸規格:例 前12×100mm、後12×142mm
  • フリーボディ:Shimano、SRAM XDR、Campagnoloなど
  • 推奨タイヤ幅とフレームクリアランス

MTBではどちらを選ぶ?

現行MTBの多くは、剛性と固定安定性を確保しやすいスルーアクスルを採用しています。ただし、古いMTBやエントリーモデルにはクイックリリース仕様もあります。

MTBのクイックリリースをスルーアクスルへ変更する場合、通常は車軸だけの交換では対応できません。フォーク、フレーム、ハブの受け側構造が異なるため、互換部品の有無は各メーカーへ確認してください。

スルーアクスル対応カーボンホイールを選ぶなら

ディスクブレーキ式ロードバイクのホイールを初めて本格的にアップグレードする方には、NEPEST RELI 46が選択肢になります。前12×100mm/後12×142mmのスルーアクスルに対応し、24mmのリム内幅と46mmのリムハイトを採用。平地巡航、週末のグループライド、ロングライドを中心に、28~40Cのタイヤを使いたいライダー向けのカーボンホイールです。

RELI 46の仕様と対応フリーボディを確認する →

レース、ヒルクライム、平地巡航まで幅広い用途で軽量性と空力性能の両立を重視する場合は、NOVAシリーズも比較できます。

NOVAシリーズを見る →

対応規格と購入前の確認

NEPESTのNOVA、RELI、MAUI2は、各商品ページの仕様表で前輪12×100mm・後輪12×142mm、ディスクブレーキ用と案内されています。3シリーズともQR非対応のため、QR車体への装着を前提に選ばないでください。購入時は各商品ページの最新仕様を確認してください。

仕様の確認先:NOVAの対応規格RELIの対応規格MAUI2の対応規格

軸規格が一致していても、それだけで適合が確定するわけではありません。タイヤと車体のクリアランス、ローター、フリーボディとカセットも確認しましょう。カセット側の確認手順は、フリーボディとカセットの互換性ガイドで解説しています。

適合がわからない方へ:車体のメーカー・型式・年式に加え、前後アクスルの刻印、ローター固定部、カセット型番がわかる写真を用意すると、確認が進めやすくなります。購入前に販売店、またはNEPESTへホイールの適合を相談するからお問い合わせください。

愛車の対応規格を確認できたら、走るコースや用途に合わせて候補を比較しましょう。NEPESTロードホイールを比較する

よくある質問

スルーアクスルとクイックリリースは互換性がありますか?

原則として、そのまま相互に交換することはできません。一部のハブはメーカー指定の部品でQR仕様へ変換できますが、対応は型式ごとに異なります。変換後のハブ取付幅やブレーキ方式も含め、車体との適合を確認してください。

スルーアクスルは工具が必要ですか?

製品によって異なります。六角レンチを使用する工具式と、レバーが一体化した工具不要タイプがあります。

12×142mmの「12」と「142」は何を表しますか?

ホイールの規格では「12」は軸径12mm、「142」はハブ取付幅142mmを表します。142mmは左右のエンドキャップが車体に接する面の間隔で、アクスル自体の全長ではありません。この表示だけでは交換用アクスルの長さやねじピッチは決められません。

クイックリリースをスルーアクスルに交換できますか?

車軸だけを交換して対応することは通常できません。フレーム、フォーク、ハブの構造が異なるため、互換部品や交換可能なハブであるかを確認してください。

自分の規格が分からない場合はどうすればよいですか?

車種名、年式、前後の車軸部分の写真、現在のホイール情報を用意し、購入店またはNEPESTへお問い合わせください。

スルーアクスルのサイズはどこで確認できますか?

車軸の刻印と、フレームまたはフォークメーカーの仕様表で確認します。ホイール選びでは軸径とハブ取付幅を照合し、交換用アクスルを選ぶ場合は長さ、ねじピッチ、ねじ部や座面の形状も確認してください。刻印だけでわからない項目はメーカーへ問い合わせましょう。

ディスクブレーキ車はすべてスルーアクスルですか?

いいえ。現在のディスクロードではスルーアクスルが多く使われますが、一部の旧型車などにはクイックリリースも採用されています。ブレーキ方式だけで判断せず、車軸の固定構造と、車体の型式・年式に対応する仕様表を確認してください。

まとめ

スルーアクスルは、車軸をフレーム/フォークとハブに通して固定する方式で、現行のディスクロードやMTBに広く採用されています。クイックリリースは着脱しやすく、主にリムブレーキ車や一部の旧型車で使われています。

ホイールを選ぶ際は、優劣だけで判断せず、ブレーキ方式、前後の軸径とエンド幅、フリーボディ、タイヤ幅を確認してください。規格が分からない場合は、購入前に販売店またはメーカーへ確認することが最も確実です。

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参考資料・製品仕様の確認日:。適合条件はフレーム、フォーク、ハブメーカーの最新資料を優先してください。

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